第77回(1994年5月分)「ご縁を育てる」
2013.04.27
郡高百年史が無事完成し、高校主催の祝賀会の席上で、当社として初めてお客様から感謝状をいただきました。これは記念すべきことです。お客様から感謝をしていただいて、しかも正当な対価を得られるような仕事を今後もやり続けたいと思います。
さて、今月は郡高百年史に関係した因縁話をします。
(1)奈良県農業協同組合30年史(1981年)
前社長(中西以知夫)が経済連調査課長当時部下であったS氏を担当窓口として作成した遺作。
(2)「ひろひかり」(ヒロハシ社史)(1993年)
株式会社ヒロハシの社長が廣橋平司氏であり、又、郡高同窓会(冠山会)の会長であり、たまたまS氏が廣橋氏と旧制郡中の同級生で、冠山会の事務局長をしていた関係で当社を紹介して下さり、当社が編集からお手伝いして約1年がかりで「ひろひかり」を作成。
(3)郡高100年史(1994年)
私が郡高育友会会長になることが急に決まったあと、中沢弘校長(私の家の隣)が郡高に着任。営業担当の人気や、校長先生、S氏の口添えもあり、見積り合わせに参加させていただく。その結果当社が受注し、約10ヵ月の短納期で完成。
前社長とS氏の関係が(2)・(3)の仕事の端緒になったことは、当社にとって全くありがたいご縁を頂戴したということになります。
これからも良い仕事を通じて良いご縁をいただき、それを生かして会社の成長の糧としたいと思います。そのためには、先輩が耕して種をまきミズをやり育ててくれた作物をただ刈り取るばかりでなく、私達が今耕した種をまかねばならないことを肝に銘じる必要があります。
歴史(伝統)のある会社(組織)というのは、いわゆる耕す努力を積み重ねた会社であり、その努力する姿勢がその組織の力ではないのでしょうか?
私は努力する社員の方々と組織の力を発揮できる会社をつくることに全力をあげます。どうぞよろしくご協力下さい。
補足説明:
郡高とは、奈良県立郡山高等学校の略称です。当高校は、1893年に旧制中学として、奈良県で最初に創立された学校です。