第39回(1991年3月分)「戦争の抑止力」
2013.03.08
湾岸戦争はあっけなく終わりましたが、戦後のイラク国内は大混迷し、多数の死者がでていますし、クウェートの油井火災から上る猛煙は、空を真っ黒にし、太陽の光さえもさえぎっています。大変な環境破壊が今もつづいています。
何とも人間とはおろかなことをするものだなぁとむなしい気持ちにさえなります。
地球という一つの星の上で生活する者として、もっと地球号の一員としての連帯感というか責任感をもった行動ができないものなのでしょうか?
「海に油を流す」「油井に火をつける」「建物を無茶苦茶にする」等々どう考えても狂気の沙汰です。
このように、人間を狂気に陥れる戦争こそ、人類最大の罪悪です。今回、我々はこの戦争にまきこまれることなく安穏に生活できましたが、今後このような事態が日本の近辺で発生しないとも限りません。このような事態にならないために一体自分達は何ができるのだろうか?一人一人の力は微力であっても、一人一人が自分の力を信じて行動すると大きな力を生みます。それが何かというと選挙における投票です。
戦争と選挙なんの関係もないようですが、実は戦争を止める力として、我々にあたえられているもののうち一番大きな力をもつものは選挙権です。我々は先人の大変な苦労と努力の結果得られたこの権利をもっと大事にして行動すべきだと思います。