第143回(1999年11月分)「新しい空調システム導入」

2013.08.01

今月は会社の空調システムについて社員の皆様に理解をしていただきたいことを述べます。社屋の3階の屋上に高圧受電設備と空調の室外機がところ狭しと並んでいます。夏の冷房時には、夜間の深夜電力(電気代が安い)を利用して冷房をします。冬の暖房時には、夜間に温水を沸かして、昼間にその温水を利用して暖気をつくり暖房に使います。

冷房時には、除湿されますし、暖房時には乾燥します。そこで、1階の印刷部門には加湿器(空気中のほこりを水の中を通して浄化する装置付)を3台設置して、湿度が極端に下がらないように配慮しています。湿度が下がると紙の間に静電気が異常発生してとても印刷がしにくくなります。

又、1階・2階の天井から吊り下げ式の空調機に暖房時には自動的に加湿する装置(水道配管が見えている)が17台設置されています。

その他、2階・3階の換気扇は、せっかく暖めたり、冷やしたりした空気の熱を逃さないで空気だけを換気する「ロスナイ」という熱交換気付の特殊な設備です。

このように、この新社屋ではいろいろな新しい設備が皆さんの気がつかないところで活躍しているのです。建物についても設備についても、ほっておいては汚れたり早く壊れてしまいます。日頃の手入れが大切ですので設備にも関心をもっていただいて、その維持・管理(メンテナンス)ご協力をお願いします。

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