第97回(1996年1月分)「カラー製版設備導入で名実ともに中堅印刷会社に」

2013.05.28

今月20日には、当社として初めてカラー製版ができる設備を導入しました。主な設備の名称と機能は次の通りです。

カラースキャナー(ベルスキャット)→カラー写真を4つの色 シアン(青)マジェンダ(赤)イエロー(黄)ブラック(黒)に電子的に分ける装置
集版システム(レナトス)→文字・線画のデータと写真・画像のデータを組み合わせたり、網点をつける装置
イメージセッター(ジェナセット)→製版済みのデジタルデータをポジフィルムに出力する装置
簡易色校正機(ファインチェッカー)→分色して出力されたポジフィルムをもとにして、カラーコピーのような形で紙に出力する装置

制作課も製版課も大変窮屈になってきました。総額7,000万円の設備ですが、とてもそれだけの金額には見えません。殆どがコンピュータのソフトウエア代であり、文字(フォント)代であります。

これらの設備の導入によって、お客様には、企画から製本仕上まで一貫設備の印刷会社といいつつも、いつも言い訳のように「カラー製版だけは外注しています。」と小さな声で言う必要がなくなりました。
昨年の4色オフセット印刷機の導入に続いて、本年はカラー製版設備一式の導入ということで、設備面では文字通り中堅印刷会社としての陣容が整いました。

これからは、橿原市との土地買収交渉に絡む営業補填が一日も早く決着して、すばらしい新用地が獲得できるよう努力します。

担当部署の方々には、新設備の順調な稼動に全力を挙げていただき、前後の工程の方々には、新設備に関心をもっていただいて、自工程の仕事がよりやり易く、品質の高いものになるよう励んでいただくことをお願いします。

営業の方々には、新設備が営業の武器となり、受注を増やし、それが新設備の高稼働率につながるような良い循環を創り出してくれることを心から期待します。

一覧

このページの先頭へ