第79回(1994年7月分)「ピンチはチャンス」

2013.05.01

今月のビッグニュースは猛暑(水不足)、円高(1ドル100円突破)。日本人初の女性飛行士(向井千秋さん)などいろいろありますが、何といっても断然トップに位置するのは北朝鮮の金日成主席の逝去です。6月には元米大統領(カーター氏)と元気に握手している映像を見ているだけに、本当にびっくりしました。人間一寸先は闇とか、80歳はやはり高年齢とかいろいろ考えました。今後、北朝鮮でどんな変化が起こるかわかりませんが、まじめに一生懸命働く人々が、とんでもない苦しみを味わう事のないように祈るだけです。

一方、それを私達の会社の場合に当てはめて、どんなことが起こっても、私達の会社(家庭)がその影響を受けず微動だにしないというのは理想の理想です。現実には、いろんな変事(難事)に遭遇して右往左往させられ、翻弄される弱い存在が私達の会社(家庭)です。

逆に、大事(会社全体のこと)・小事(部署、各個人のこと)は日々の生活の中で起こるのは当たり前、起こった時にいかに臨機応変に対処するのかが重要です。それこそ私達は野球でいう「ピンチの後にチャンスあり」ではなくて、私達の場合には「ピンチはチャンス」という視点で、周囲の状況や会社(担当部署、自分)を捉えることによって、困難から逃げることなく、困難に挑戦し、何とか困難を克服することによって、問題解決の力と仕事をやり遂げる遂行力を身につけることができます。そういう意味では、正にこの社会に生きている事で私達は、社会への順応力(適応力)を磨いているといえるでしょう。

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