第61回(1993年1月分)「皇太子妃と米大統領」
2013.04.05
今月のビッグニュースは、なんといっても皇太子殿下と小和田雅子さんのご婚約の件でしょう。不況で明るいニュースの少ない時に、とっても明るいおめでたい事です。皇太子様は、お目が高いうえに忍耐強い方だとつくづく感心しました。雅子様は、いろんな面で日本の皇太子妃としてぴったりだと大多数の国民が喜んだと思います。働く女性がどんどん増える中で、自分の実力でトップクラスの仕事をなさっている方が皇室に入られ、我々国民にどのような皇太子妃としての活動を見せていただくことか、今から楽しみです。
アメリカ大統領がクリントン氏になったことは世界のビッグニュースですが、これから日本とアメリカにいろいろな難問が続出しそうです。これも本来は明るいニュースのはずです。実際、アメリカではたいへんなお祭り騒ぎですが、日本人の目から見るともう一つ新大統領の力量が未知数なだけに盛り上がりに欠けているように見えます。
日本とアメリカのビッグニュースの陰で一番重要問題は景気の回復の問題です。景気の回復は9月以降年末にかけてとかいわれていますが、不況下にあっても業績を伸ばしている会社も多くあります。我々は明るいニュースに触発されて自分自身を明るい良い方向に導けるよう努めたいと思います。