第30回(1990年6月分)「冷房に弱い現代人」
2013.02.25
今年は、この猛暑に負けてしまいそうです。この暑さがずっと続くと思うと夏に入る前に夏バテしそうです。
会社の冷房もずっとフル稼働ですが、暖房よりも温度調節が難しく、冷房がききすぎて寒かったり、逆に暑すぎたりして不快な思いをさせることが多いと思います。
以前にも話したことがあるのですが、人間は寒いところから暖かいところへの順応はわりあいすばやくできます。しかし、暑いところから寒いところへの順応には時間がかかり、その上、体のバランスがくずれて冷房病になるようです。そうかといって1日中冷房のきいたところにいても体は変調します。夏には大汗かいて暑い暑いといっているのが健康的なようです。
仕事も、朝か夕方の涼しいときにちょこっとして日中は昼寝でもしているのが、のんびりしていて優雅な気がします。
その点今の世の中は、無理に働きやすい環境をつくって、季節(寒暑)に影響されずにコンスタントに働けるようにしようということなのですが、人間は生身の体で、それについていくには体調コントロールが難しいです。
この世に生まれた便利さと、この世にしかない大変さ(苦労)を実感します。この便利さを大いに活用して、有意義な人生を送りたいものです。