第13回(1989年1月分)「昭和天皇崩御に思う」
2013.02.01
今月の一番大きな出来事は、何といっても天皇陛下の崩御であり、元号が「昭和」から「平成」に改元されたことでしょう。1月7日、我々は会社2階の総務の部屋で各部門重点実施項目の中間発表会を実施しましたので、記憶に残る1日となりました。
さて、天皇陛下については、ご年配の方なら良いこと悪いことを含めていろいろ思い出があるでしょう。若い人なら全然無関心な人も多いでしょう。天皇制なんか廃止したらよいと思っている人も中にはいると思います。千差万別の考えがあることでしょう。
私はといえば、子供の頃、天皇陛下が神武天皇陵へ参拝に来られる毎に、橿原神宮の参道まで紙で作った日の丸の旗をもって出迎えに行き、イヤという程待つ間に、チャンバラごっこで日の丸がボロボロに破れてしまったことだけハッキリ覚えています。
今、天皇について気になることは、前の戦争のときのように、天皇を利用して私欲を達成しようとする人達の出現・存在です。天皇家は、世界でもまれにみる古い歴史と伝統を持っています。これは、本当に貴重なもので代替するものがないのですから、このことが諸外国との交際の上で国民のために役立ち、国民の多数が天皇家に親しみを感じ尊敬する気持ちを持ち続けるかぎりは、末永く続いて欲しいと思います。
理想論は横において、まぁ、一つの時代のうつりかわる時期に生きていることと、今年は会社にとっても皆様にとっても節目になる年となることを頭にたたきこんで、記念になる良い年になるよう、仕事・遊び・趣味に精一杯がんばりましょう。