第293回(2012年5月分)「金環日食観測」

2014.03.03

今月の話題は何といっても金環日食です。5月21日当地奈良では、数百年に1回という珍しい自然現象を見ることができました。

私の子供の頃を思い出すと、小学校の校庭で先生に教えてもらって作ったガラスにろうそくのすすをつけたもので太陽を観測(?)したことがありました。ガラスが小さくて見にくいので、セルロイド製の下敷で見ました。その時は、部分日食でしたが、あたりが薄暗くなり、温度も下がり、風が吹いた記憶があります。

今回は、金環日食を想像以上にきれいに見ることができて、少し感動です。

日頃、天体に関しては関心の薄い人々もあの日だけは、太陽・月・地球の位置関係に思いを寄せたことでしょう。日食終了後、又何事もなく太陽が輝き出し、私達の生活も何もなかったように、いつもと同じように続いていることが、とてもありがたく感じました。

そして、報道によると日食観測用の眼鏡(メガネ)が何百万個(100億円)も売れたらしいのです。これも驚きです。当日が、晴れて本当に良かったです。

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