第248回(2008年8月分)「中国式オリンピックに思う」
2013.12.24
当月は前月にも触れましたが、中国の北京オリンピックが盛大に開催され無事終了したことです。開会式をテレビで見た人は、おそらく全員、その規模の大きさ、派手さに驚き感動したことでしょう。さすが、中国です。中国でしかできない開会式を中国式に見事にやったと思います。良い中国式はそれはそれとして、批判を受けた中国式の例を挙げると口パクのかわいらしい少女の歌、55の少数民族の衣装を着た女の子は全て漢民族、足型の花火は1つが本当で残り11はコンピュータグラフィックスによる合成映像等があります。これらは、中国式に見せかけ(体面)を重視したということです。日本では、絶対にこういう事はしないはずです。
これは、良いとか悪いとかではなく価値観の差です。世界中の諸国家(民族)の価値観は、大概同じ部分とそれぞれ異なる部分をもっています。それをこのオリンピックのような世界的なスポーツ大会でお互いに認識しあうことにも意義があると思います。