第231回(2007年3月分)「桜の開花予想の間違い」

2013.12.02

今月は桜の話です。今冬は、暖冬で桜が例年より随分早く咲くのではないかと予想されていました。各地の桜の名所では、桜の開花予想時期に合わせて日程を決めて「桜まつり」の開催を計画していました。

今年は、東京方面で開花予想の大幅な間違いの為に、関係者が大騒ぎする事件が起こりました。気象台の開花時期に合わせて、日程を決めて、桜まつりの宣伝広告(チラシ、ポスターを含む)の準備をしたところ、気温データ入力間違いにより、開花予想時期には、全く桜が咲いていないということになってしまったらしいのです。単純な入力ミスとはいえ、影響は大きいです。気象台は、大変恐縮して謝罪したらしいですが、なかなか素直にミスを認めない役所が、ミスを認めたこと及び、入力ミスというIT時代のもっとも基本的かつ原始的な失敗が引き起こした事件として大々的に報道されたものと思います。

私達も入力ミスの招く、重大な結果については、熟知しているつもりであるが、これを他山の石として今一度、自戒しましょう。

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