第230回(2007年2月分)「中国人研修生 日本語検定2級合格」

2013.11.30

中国人研修生一期生の二人(韓さん、于さん)が日本語能力検定試験2級に合格した話です。

一期生の皆さんは、来日して2年、日本の生活にも慣れ、会社での仕事も立派にできるようになり、日本語の勉強もしっかり継続して見事に合格してくれました。本当に嬉しいことです。私にとって彼女達は、自慢の種になりました。私は、彼女達に折にふれ、日本の印刷会社で研修するからには、日本語の能力を高めて、帰国した時にそれが自分の能力の評価を良くする強味(長所)にするようにと言っていました。

彼女達がその言葉を聞いたからがんばったのか、来日前から日本へ行ったら一生懸命日本語を勉強しようと思っていたのか、わかりません。

しかし、彼女達は会社の休みの日に、来日当初は歩いて橿原まで行って、勉強していました。自転車に乗るようになって、幾分便利にはなりましたが、毎週橿原まで通うことや予習復習をすることは、大変な努力です。

もう10ヵ月足らずで帰国することになりますが、更にもう一段高いレベル(1級)を目指して、学習し続けてくれることを期待します。

私は語学に限らず、何でもいいから継続して努力し続ける対象をもって生きることは、人生を豊かにしてくれるのではないかと考えます。皆さんも我が身を振り返る機会にして下さい。

補足説明:韓さんは、2007年12月実施の日本語能力検定1級に合格し、中国へ帰国後は、日本語能力を生かした仕事で活躍しています。その後、葛さん、王さん、李さんの3人が1級に合格しています。

一覧

このページの先頭へ