第203回(2004年11月分)「鳥羽のリゾートマンション売却」

2013.10.24

中西文山堂の時代(1988年)から三重県鳥羽市に保有していたリゾートマンションを売却した話です。

昔、社員の福利厚生の一環として会員制のクラブに会社が加入して、社員の皆様にそのクラブの保有する施設(ホテル等宿泊施設や娯楽施設)を安く利用してもらうようなことを考え、いろいろな会員制クラブを検討しました。その結果、会員制クラブは、私達が仕事を休める日には、他の会員とぶつかり連休などには殆ど利用できないことがわかりました。

そこで、自社保有の施設(リゾートマンション)なら、社員間の調整だけで、どんなトップシーズンでも利用できるし、資産を保有するわけですから、それなりの財産を持つことになると考えました。ちょうどバブル期の前でしたから、将来売るときにも買った値段ぐらいで売却できるという算段で購入したわけです。

最近、このマンションの利用が極端に少なく、社員の福利厚生の意味が少なく、その上維持経費が年々増加してきましたので、思い切って売却しました。売却価格は、当初購入時の目論見からは話にもならない金額にしかなりませんでした。大損したことになりますが、将来の更なる損失を考えれば、見切りの時と判断しました。

これから、新たな福利厚生の何かを考えなければとも思いますが、現状は会社の経営基盤強化に注力するつもりです。

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