第217回(2006年1月分)「IT時代の寵児の末路」

2013.11.13

ライブドアの堀江貴文社長の逮捕でマスコミは大騒ぎです。昨年、彼は野球の球団を買収しようとしたり、衆議院議員選挙に立候補したり、とにかくマスコミに派手に取り上げられて、その勢いは飛ぶ鳥を落とすと形容できるほどでした。実際マスコミがIT企業家として持ち上げるだけ持ち上げ、本人もそれを大いに利用していました。

しかし、それが会社をどんどん買収する過程で証券取引法違反とか、何か法律の抜け道を見つけて投資家を欺いていたことが露見して、逮捕されてしまいました。

今度は、マスコミが一転して、タタキに回っています。褒められすぎた分だけ今後は、何でもかんでもけなされています。

彼のお金至上主義、お金儲けの為なら何でもする、という考え方とやり方は一時的には成功したようでしたが、長続きはしませんでした。職業上の倫理観が不正なものであるといかにIT時代の寵児であっても一夜にして犯罪者になってしまいます。

近年、地道にコツコツ仕事をすることをやめて、家でパソコンの前で一日中株を売買している人達(デイトレダー)が増えているらしいです。しかし、私達は法令遵守は当然のこととして、日々印刷という実業をしっかりやり続けたいと思います。

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