第51回(1992年3月分)「新入社員と初心」
2013.03.25
3月には新卒の社員を6人(男子2人、女子4人)迎えました。新入社員の皆さんは、出社するにあたって気分を学生気分から社会人に変えようとハッキリ意識し、大袈裟にいえば、決意を新たにして入社されたはずです。しかし、心の中は不安でいっぱいです。その不安の中で一番大きいのは、「どんな仲間、先輩、上司と一緒に仕事するのか?」ということではないでしょうか。
どんなに古い社員の方でも新入社員の時はありました。思い出すのも余りに古くて…と思う方もいるかもしれませんが、案外自分が入社したときのこと(気持ち)については、しっかり憶えているのではないでしょうか。
「初心忘れるべからず」という言葉があります。皆んなその人なりに立派な初心をもって初めて社会人として仕事に取り組んだはずです。時が流れるにつれその初心を忘れてしまうことが多いのも世間一般のありふれた事です。
そこで、こうして新入社員の方々の初々しい様子(態度)を見て、自分の初心(目標)を再チェックしてはどうでしょうか。そうすれば、新入社員の皆さんの立場も昔の自分と照らし合わせて理解しやすくなり、また、自分としても決意を新たに初心(目標)を再設定して新たな出発のキッカケになるのではないでしょうか。
新入社員の方々はいうに及ばず、全社員の方々が何かの「縁」あってこの会社の職場で出会ったわけですから、この縁を少しでも長くつづく良い縁にするようお互い努力していきたいものです。
最後に、新入社員の方々が順調に成長してくれることと、他の全社員の方々が新入社員の方と接し、指導することにより自分自身も一皮むけるように成長してくれることを願ってやみません。