第25回(1990年1月分)「選挙の投票の権利と義務」
2013.02.19
今月は政治の話です。1月24日に国会が解散されまして、いよいよ衆議院議員選挙がはじまります。私は、皆さんに朝会か何かの時に棄権(投票しないこと)することの絶対ないように、お話したことがあると思います。
投票する権利(参政権)は、一朝一夕に獲得されたものではありません。昔は、25歳以上の男子で、それもかなり高額の税金を納めた人にだけしか投票権はなかったのです。
現在、老人も若人も男も女も病人も大金持ちも、とにかく誰でも20歳以上になると1票の投票権があるということは、自由で平等な社会の基礎をなす重要なことです。国民がこの権利を正しく行使することによって、自由で公正な社会を築いていく責務があると思います。
「どうせ俺なんか投票したって、何の影響もあらへん」
「誰に票をいれても、何もかわらへん」
「票を入れたいような人、一人もおらへん」
と思って投票しない国民が多ければ多いほど、
「国民は、その国民の程度に応じた政府しか持つことができない」
ということになります。
政府(政治)が悪いと批判するのはおおいに結構。ただ無関心になって投票しないでいると、とんでもない痛いシッペ返しが来ることを決して忘れてはなりません。
どうか皆さん、少しでも良い政治がなされる為には、棄権は罪悪だと考えて下さい。2月18日の投票日にはとにかく投票に行って下さい。