第8回(1988年8月分)「自然のバランスと一人の小さい力」

2013.01.25

毎年異常気象という言葉を聞くような気がします。地球全体のバランスが微妙に崩れているのかもしれません。
よく考えてみれば、電力を得るために石油や石炭をガンガン燃やし、ビルや工場・家庭ではその電力を大量に消費して熱風を送り出し、道路では自動車がガソリンを燃料としてこれまた排熱し、さらに排ガスを大量に出しています。その自動車がせまい日本に数千万台もあります。
その他、フロンガス(スプレーに使用されているガス)がオゾン層(地球をとりまいていて人体に有害な紫外線から地球を保護している層)を破壊しているとも聞いています。
地球の自然のバランスを崩しているのは、便利に生きることを人類の究極の目的と誤解した人間に他なりません。
我々は、日頃地球全体のことに目を向けることも少なく、また自分の力ではどうしようもないということから極めて無関心です。この地球上の何十億人の無関心が地球そのものを少しずつ危機に追いやっているのかもしれません。

今回は、異常気象の話からとんでもない方向に話が進みましたが、人間一人ひとりの力は小さいけれどそれが集合され継続されれば大きな力になる。地球を救うなどは大きすぎるけれど家庭や会社ぐらいは簡単に変化させることができる。

一人一人が自分の力を過小評価して何もしないのではなく、小さい力を集合・継続する努力によって、会社を日々革新していただきたいと思います。

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