第275回(2010年11月)「韓国と北朝鮮の砲撃事件」

2014.02.06

最近、韓国仁川(インチョン)近くの延坪島での砲撃事件についてです。北朝鮮は、「先軍政治」という国家の政策により、軍事に特に注力し続け、今では危険な核保有国でもあります。北朝鮮の一般民衆の生活難は、食べるのにも困るほどの困窮ぶりで、脱北者(北朝鮮から脱出する人)も累計2万人を超えたそうです。

6ヵ国(韓国、北朝鮮、米国、中国、ロシア、日本)協議も長らく開催されていません。話し合いもしないで二国間が戦争に突入することのないよう何とか周辺国が一致協力して両国を説得しなければなりません。もし開戦となれば、日本も甚大な被害を免れません。

かつて、1950年の朝鮮動乱で、日本は膨大な特需の恩恵を受けましたが、60年後の今日では、兵器の性能が全く異なります。戦争勃発は、日本にとっても重大な危機です。戦争が、我々一般民衆をどれぐらい悲惨な状態に陥れるか想像しただけでもゾッとします。

日頃、私達は平和や安全について全く意識しないで生活していますが、今回の事件によりその事をしっかり考え直す機会にしなければならないと感じました。

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