第119回(1997年11月分)「全国JA印刷創立と奈良県単一JA」

2013.06.27

11月19日夜、私は全国JA印刷株式会社の取締役会に出席する為に東京へ向かいました。

現在JAでは、単位農協の合併を進めながら、各県連(経済連、信連、共済連等)を廃止して、全国連(全農、農林中金、全共連等)と大型化した単位農協という二段階組織に改組しようとしておられます。

これに対応して、全国農協印刷連盟の会員が共同出資して、本年9月1日に全国JA印刷株式会社(資本金2,000万円)を設立しました。主に東京に営業所を持つ会員企業が中心となって受注活動をする予定です。当社としては、仕事や配当をもらうことではなく、全国連の情報が的確にかつ迅速に得られれば、メリットがあると判断して出資しました。

奇しくも11月19日は、奈良県JA大会の日です。平成11年4月に奈良県下単一農協を目指して、大合併しようという活動のいわば決起集会が開かれました。これは、全国的にも広く報道され、他府県からも注目を浴びています。

このように、私達の大切なお客様の組織もどんどん変化していく様相です。印刷技術面でのデジタル化の急進と併せて、営業相手先の急変にも柔軟に対応できる会社でなければ、21世紀を笑顔で迎えることが到底できないことが実感されます。私達の固い頭(考え)を変えることは、苦痛でもあり、非常に努力を要することですが、全社員が柔らかい頭(考え)で若々しく頑張れば、変化が大きなチャンスになることは間違いありません。

一覧

このページの先頭へ