第68回(1993年8月分)「社員の急死や発病、交通事故相次ぐ」

2013.04.16

8月は何というか筆舌に尽くし難い苦しい月となりました。まず、デザインのO君が8月2日(月)朝会の後で、自席において脳内出血で倒れ救急車で運ばれました。まさかと思っていたのに、8月4日には急逝されました。また、営業のT君は、悪い風邪と思っていたのが、急性肝炎ということで長期入院中です。続いて、8月21日(土)には、製版のY君が自転車で走行中、電柱に衝突、転倒して脳に内出血しましたが、九死に一生を得て、奈良県救命救急センターに入院しています。
先月のS課長の負傷以来、不幸というか不運というか「なぜ」と思うくらい悪いことが重なって発生しました。

私は、毎朝会社の神棚の榊と水の世話をして「商売繁盛」よりも「今日も1日事故がありませんように」とお祈りしているのですが…。
この件で、神様・仏様にお願いしたいという気持ちにならないわけではありませんが、私としてはこれらの不幸な出来事を自分自身と社員の皆様方との関係を見直すきっかけとして位置づけたいと思います。そして、謙虚な気持ちで会社として、私個人として反省点は何か?改めるべき点は何か?と考えてみます。
これらの事態は、社員の皆様方に有形無形の余分な負担を強いる結果になっていることに大変申し訳なく思います。

しかし、「災い転じて福となす」あるいは、「ピンチのあとにチャンスあり」という諺もあります。
苦しい現況を立派に乗り越えてこそ、会社の成長と社員の皆様方の一段の成長が図れると信じています。くれぐれも事故、健康に留意して、この難局を克服しましょう。

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