第49回(1992年1月分)「若・貴時代の幕明け」

2013.03.22

最近の一番明るいニュースは、何といっても貴花田の優勝です。日頃あまり相撲に興味のない人達も、貴花田が優勝するように応援したのではないでしょうか?

若花田・貴花田の兄弟は今や老人から若い女の子まで幅広い人気を集めた国民的アイドルです。
今場所は、「横綱がいない」「外国人力士が、がんばる」「まるで小人のような舞の海がいろいろやってみたけれど…」等いろいろありましたが、今場所も小錦が横綱へのチャンスをのがしてしまいました。
何か相撲の解説のようですが、要は古くさいと思っている相撲にかっこのいい若者が一所懸命取り組んでいる姿に人気の秘密があるのでしょうか?
貴花田が優勝インタビューをうけている様子をみて、マスコミばかりがバタバタしていて、貴花田の泰然自若とした対応ぶりは横綱かなと思うほど風格があるように感じました。

一芸に秀でることは、本当にたいへんなことですが我々も毎日の仕事を通じて、何か一芸に秀でる分野をもちたいものです。
一芸に秀でた人というのは「○○ばか」というようなことはなく、何かしらその人独特の風格が伴っているようです。人間に深みがあるとでもいうのでしょうか?

相撲をみて日々浅はかなことを繰り返しつつも、少しでも自分を磨き人間的な成長を果たすことを目標として生きていきましょう。

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