第184回(2003年4月分)「SARS(サーズ)が蔓延(まんえん)」

2013.09.30

重症急性呼吸器症候群(SARS)が中国・香港で猛威をふるっている話です。新種のコロナウイルスであるSARSウィルスに感染しても潜伏期間が約10日もあって、感染したことに気づかずにいろんな人に会ったり、いろんな所へ移動したりして急速に広がったり、また遠方にまで飛火してしまいます。

私達は日本に住んでいて、目に見えないウィルスや誰かが感染していて、いつどこで移されるかわからないという不安感は持っていません。せいぜい、私達の日常生活にも何か悪い影響がでてくるかもしれないという程度の不安しかありません。しかし、感染地域の人々の不安感は、どのようなものかちょっと想像がつきません。一日も早くこの流行が終息することを祈るとともに、私達もうがいや手洗いは、冬の風邪の季節以外でも習慣づけたいものです。

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